Free雨にも風にもコロナにも負けず… 八戸・館鼻岸壁朝市が開幕

悪天候の中、目当ての商品を買い求める来場者=14日午前6時ごろ、八戸市
悪天候の中、目当ての商品を買い求める来場者=14日午前6時ごろ、八戸市

日本最大級の朝市として知られる、八戸市の「館鼻岸壁朝市」が14日、開幕した。強い雨が降り、強風が吹き荒れるあいにくの天候となったが、冬季休業からの再開を心待ちにしていたファンが訪れ、目当ての商品を買い求めた。

 同朝市は約300店が出店し、多い日には市民や観光客ら数万人が来場する。昨季は新型コロナウイルスの感染拡大で、開幕を7月に延期したが、今季は感染防止対策を施し、例年通りにスタートした。

 初日は荒天の影響もあって営業したのは数店だったが、「しおてば」が好評を博す「大安食堂」の店舗には、傘を差した市民が多数訪れ、揚げたての手羽先の唐揚げなどを購入していた。

 荒澤忠明店長(53)は取材に「朝市はパワーを発信する場所。待ってくれている方がいると思い、荒天だが出店した。夜明け前から買いに来てくれてありがたかった」と話していた。

 朝市は12月まで毎週日曜に開催。来場者にマスクの着用を呼び掛けるほか、入場口で体温検査を実施するなど感染防止対策を行う。悪天候の中、目当ての商品を買い求める来場者=14日午前6時ごろ、八戸市

 
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