Free【震災10年】教訓や経験未来へ 八戸でトークセッション

東日本大震災後の経験や教訓について小林眞市長ら7人が語り合ったトークセッション=7日、八戸プラザホテル
東日本大震災後の経験や教訓について小林眞市長ら7人が語り合ったトークセッション=7日、八戸プラザホテル

八戸市は7日、八戸プラザホテルで、「震災の教訓と復興の経験を未来へ」をテーマに、東日本大震災からの復興に尽力した市内外の5人をゲストスピーカーに迎えてトークセッションを開いた。市民ら約100人が、ゲストの震災でのエピソードや今後の展望などに耳を傾けた。

 ゲストスピーカーとして招かれたのは、水産加工会社代表社員の秋山兼男さん、アートコーディネーターの今川和佳子さん、市社会福祉協議会事務局長の浮木隆さん、青森県防災士会八戸支部長の立花悟さん、国交省東北地方整備局八戸港湾・空港整備事務所長の三浦匠さんの5人。小林眞八戸市長がスピーカー、類家伸一さんがコーディネーターを務めた。

 セッションでは、三浦さんが復旧に携わった八戸港八太郎北防波堤について「30年かけて整備した防波堤を、約2年半という短期間で復旧できた。震災前より貨物量も増加し、復興したと言える」と語った。その上で、「コロナ禍で荷役はやや滞っているが、その後の経済を見据え、港の“カーボンニュートラルポート”化を目指す」とした。

 震災後に失職しながら、2011年7月にサバ加工販売会社を創業した秋山さんは「懐の深い水産加工関係者のおかげで創業できた。今後は『おいしさは人がつくる』の言葉を具体化し、付加価値を創造していきたい」と展望を披露した。

 参加した同市田向の女性(63)は「初めて知ったエピソードばかりだった。それぞれ大変な努力があって八戸の復興につながったんだと改めて思った」と感心していた。

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