Free子どもの就職と地元定着考える 青森県が主催、保護者向け就活セミナー

就職を控えた子どもの保護者を対象にしたセミナー=28日、八戸市
就職を控えた子どもの保護者を対象にしたセミナー=28日、八戸市

学生・生徒の地元就職促進に向け、青森県は28日、八戸市のユートリーで保護者を対象とした就職活動セミナーを開いた。新型コロナウイルス禍で変化した就活に関する講演や各企業の事業説明などを通し、参加者が子どもの就職と地元定着について考えを深めた。

 子どもが職業や就職先を選択する際、意思決定に影響力がある保護者に地元企業の魅力を発信し、若年層の県内定着につなげるのが狙い。会場には保護者や学生・生徒ら17人が来場したほか、オンラインの同時配信を12人が視聴した。

 総合人材サービス大手「マイナビ」(東京)青森支社の堀内翔平支社長は、コロナ禍で各企業が採用活動にオンラインを導入している現状などを紹介。子どもの就活で保護者ができるサポートとして、金銭的支援、精神的支援、意思尊重の三つを挙げ、「しっかりと時間をかけて子どもとコミュニケーションを取り、伴走者として就活を支援してほしい」と助言した。

 県内就職に向けた地元企業の事業説明では、エプソンアトミックス(八戸市)とサクサシステムエンジニアリング(同)の採用担当者が、自社の業務内容や特色などをアピールした。
就職を控えた子どもの保護者を対象にしたセミナー=28日、八戸市

 
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