Free八戸工高工業部、理事長特別賞/高校生技術アイディアコン全国大会

地道な努力を重ね、受賞に輝いた工業部チームマテリアルのメンバー
地道な努力を重ね、受賞に輝いた工業部チームマテリアルのメンバー

青森県立八戸工業高(瀨川浩校長)工業部マテリアルチームが、「第18回高校生技術・アイディアコンテスト全国大会」で、第3席相当となる理事長特別賞を受賞した。レアメタルを入手が容易な素材に置き換えて温度センサー材料を製作。地道な研究を重ねて資源問題に取り組み、同校初の快挙に輝いた。

 チームは材料技術科3年の二又龍介さん(18)、斎藤果林さん(18)、古川直也さん(18)、蔦林育美さん(18)、加藤汐乃さん(18)の5人。エネルギーや環境問題への関心から、電化製品などの温度センサーにレアメタルが多く使用されていることに着眼した。

 研究では、レアメタルのニッケルとコバルトを、それぞれ鉄とチタンで代用。配合割合などを変えて試作と計測を100回以上繰り返す地道な努力を重ねた末、レアメタル不使用の温度センサー材料を完成させた。

 さらに市販品と同程度の精度の温度計も製作。大会には全国から43校が参加し、八戸工業は成果をまとめたレポートが高い評価を受けた。

 研究の中心を担った二又さんは「研究は調合や計測といった地味な作業がほとんどだが、受賞できて達成感でいっぱい」と万感の表情を浮かべた。同部部長の斎藤さんは「新入生も工業部の部員として、研究に親しんでほしい」と後輩へ期待を寄せた。