Free前村長「間違いありません」 西目屋官製談合初公判

西目屋村官製談合事件で関和典被告と三浦実被告の初公判が行われた青森地裁第1号法廷=19日、青森市(代表撮影)
西目屋村官製談合事件で関和典被告と三浦実被告の初公判が行われた青森地裁第1号法廷=19日、青森市(代表撮影)

西目屋村の給食センターに設置する調理機器の賃貸借契約を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の罪に問われた前村長の関和典被告(53)と、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた弘前市の厨房機器販売会社「エムシステム」の役員三浦実被告(62)の初公判が19日、青森地裁(寺尾亮裁判官)で開かれ、両被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 三浦被告の公判のみ即日結審し、検察側は懲役10月を求刑した。

 検察側は冒頭陳述で、両被告は2010~11年ごろに、知人の紹介で知り合ったと指摘した。論告では、三浦被告が関被告に対し、定期的にお中元やお歳暮を贈り続けるなど好ましくない関係を続けた上、調理機器の賃貸借契約では談合を主導し、自社が落札できるよう画策した―とした。

 関被告の供述調書も読み上げられ、三浦被告について「仕事に対する姿勢に好感を持っていた。お世話になった人からの紹介で知り合ったので、その人の顔を立てたいという気持ちもあった」と述べていたことも明らかになった。

 一方、被告人質問で三浦被告は「(事件が)発覚したら大変なことになると思い怖くなった。関さんをかばわなければならないと考えてしまった」と述べ、当初は関被告の関与を否認していたと明かした。

 起訴内容によると、関被告は20年7月に行われた、村給食センターに設置する真空冷却機の見積もり合わせによる賃貸借の随意契約で、契約の相手としてエムシステムをあらかじめ指名し、三浦被告に相見積業者の提示を指示。三浦被告は自社の見積金額を上回る金額で見積書を出すよう、ほかの2社の担当者に依頼し、自社を契約者に決定させたとしている。

 初公判で用意された一般向けの傍聴席は26席で、傍聴を希望した60人が列を作った。

 関被告の次回は3月10日で、追起訴分の審理が行われる。三浦被告の判決は3月4日。