Free【月刊Dash】田澤廉「来年にリベンジしたい」/王者駒沢のエースが箱根駅伝を振り返る

母校の青森山田高を訪れ、後輩と記念写真に納まる田澤廉(右)=1月8日、青森山田高

正月恒例のスポーツの一つ、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)。東京・大手町と神奈川・芦ノ湖を往復する10区間217・1キロを舞台に、選手たちがそれぞれの大学のプライドを胸に、優勝を目指して、シード権確保のため一本の「襷(たすき)」をつなぐ。その姿は多くの日本人の心を捉えて離さない。

青森県南、岩手県北両地方出身者も50年以上前から“箱根路”を彩ってきた。今年1月の第97回大会は、田澤廉(駒大2年)=八戸市出身=が2区、小袖英人(明大4年)=久慈市出身=が3区に出場。駒大は総合優勝、明大はシード圏外と最終的な明暗は分かれたが、2人がそれまで苦しい練習に励み、大舞台で死力を尽くした事実は変わらない。

今大会に懸けた思いやレースぶりなどを田澤に振り返ってもらった。

(11日に発行の月刊Dash2月号では箱根駅伝を特集。田澤や小袖のほか、過去に出場した選手を取り上げている。高校サッカーやプロスポーツ特集も掲載)

-自身のレースを振り返って。
序盤から遅いペースになってしまい、気持ちを切り替えようと思いながら走っていた。もっと上位を狙いたかったが、終盤が苦しかった。改めて、ロードレース(一般道路)を走る難しさを知った。

-大会前に総合優勝できる自信はあったか。
11月の大学駅伝では頂点に立ったが、箱根は各区間で走る距離が圧倒的に長い。メンバー一人一人の1万メートルのタイムを考えると、本心では優勝は難しいと思っていた。

-復路での逆転優勝の要因は。
6区(花崎悠紀)が区間賞の走りで流れをつくってくれた。3位から2位に順位を上げてくれたおかげで、チーム内に「諦めない雰囲気」が生まれた。

-10区のスタート時は、トップと3分以上の差があった。
駅伝は何よりも気持ちが大事。2位にはなれるだろうとは思ったが、アンカー(石川拓慎)の気迫がすごかった。いつも以上の走りを発揮してくれたので、素直に感心した。

-来年に向けての抱負を。
2区で今年のリベンジをしたい。上り坂を含めて、コースに対応できるような練習をして、区間賞を狙う。駅伝チームの主将も務めるので、自覚を持って普段の生活に取り組んでいきたい。

たざわ・れん 2000年11月生まれ。八戸市出身。同市立是川小-是川中-青森山田高-駒大2年。昨年の箱根駅伝は3区で区間新3位、同年11月の全日本大学駅伝はアンカーとして逆転Vに貢献。176センチ、60キロ。

※Dash2月号は、本紙発行エリアのコンビニ、カネイリ、伊吉書院、成田本店(青森市内3店含む)、本紙販売店で販売しています。津軽地方の方は成田本店がお求めやすいです。

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