Free階上町の縄文土器は土笛の可能性も 萠出さん(東北町)が調査

土器を吹いて音を鳴らす萠出浩さん(左)
土器を吹いて音を鳴らす萠出浩さん(左)

階上町で出土した縄文土器は土笛?―。青森県内で見つかった土器の一部は土笛ではないかと捉え、独自に調査している東北町の萠出(もだし)浩さん(60)が12日、階上町歴史民俗資料収集館を訪れ、町教委の許可を得て、保管されている土器を笛として吹いて音を出した。集まった支援者ら約15人は、きれいな音色に癒やされながら、縄文時代に思いをはせた。

 八戸市でフリーペーパー「しるばにあっぷる」を発行する山本光一編集長が仲介して町教委が協力した。

 萠出さんは、「顔付き注口土器」や小さいサイズの土器の穴に息を吹き込み、指で音の高さを調整してメロディーを奏でた。その上で「土笛は10センチほどの大きさで、顔付き注口土器も同じくらい。土笛と言えると思う」との見方を示した。

 町内在住の角ゆき子さん(58)は「土器の音を聞けて感激した。音の高低が土器によって違って楽しかった」と感想を話した。

 町教委の伊藤航主査によると、顔付き注口土器は発掘調査での出土ではなく、町民が発見して町に寄贈した。そのため詳しい調査は進んでいない。伊藤主査は「土笛という発想はなかったので面白い。検証が必要だが、一つの可能性として大切にしたい」と話した。

動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=MKbF6WX7VQ8