Free北奥羽の地名【鶴喰】/どんな由来?

鶴喰(つるばみ)は、奥入瀬川に面し、六戸町の南西部に位置する。昔ながらの農業地帯だが、多くの伝説が残されている。地名に鶴と入るが、現在はその姿を確認することはできない。正確な由来は不明だが、「川下の正直おじいさん」という昔話が町史に記載されている。

 昔、同地域に老夫婦が住んでおり、犬を飼っていた。犬にはウサギを呼び寄せる力があり、夫婦の助けになっていた。だが、意地悪な別の老夫婦がねたみ、犬を殺してしまう―と話が展開していく。

 良い老夫婦には最後、木の灰が残される。この灰を飛んでいた鶴の群れに投げたところ、目に入り次々と落ちてきた。鶴鍋にして食べたことから、一帯を「鶴喰」と呼ぶようになったとされる。

 ※ネット連載