Free八戸・是川縄文館で「縄文の日」開催/初発掘から100年

学芸員(左)から土偶などについての説明を受ける来館者
学芸員(左)から土偶などについての説明を受ける来館者

八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館(工藤朗館長)は3日、第1回目となるイベント「是川縄文の日」を同館で開いた。来館者は学芸員による出土品の説明を聞いたり、マスコットキャラクター「いのるん」の着ぐるみと記念撮影をしたりして、縄文に親しんだ。

 是川遺跡は1920(大正9)年11月に、泉山斐次郎(あやじろう)によって最初の発掘が行われ、その後、義兄の岩次郎も発掘に協力。発掘100年の節目となる今年、同館は「文化の日」の3日を是川縄文の日とし、11月を「是川縄文普及月間」と設定した。

 この日は同館が無料開放され、多くの親子連れらが次々と詰め掛けた。2階の常設展示室では、学芸員が来館者に土偶や漆の特徴などを解説。国宝の合掌土偶について、青森市の女性(72)は「土偶は女性を象徴すると聞いたが、合掌土偶はスリムで男性っぽい感じ。作りがきれいで、縄文人が丁寧に作ったことが伝わる」と感激した。

 1階の縄文体験コーナーでは、勾玉(まがたま)作りが開かれ、子どもたちがボランティアガイドの手助けを受けながら夢中で原材料の滑石を磨いた。母親、兄弟と一緒に体験した市立白銀南小2年の髙橋大智君(8)は、「やすりで石を削るのが難しかったけど完成してうれしい」と喜んでいた。

 工藤館長は取材に「幅広い年齢層の方々がたくさん来てくれ、とてもありがたい。来年以降も面白いイベントを開いていきたい」と話した。