ドラマや映画のロケ地情報誌「ロケーションジャパン」が企画した「いつか行きたい人気ロケ地」のランキングで、ＮＨＫ連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となった久慈市が全国３位に選ばれた。関係者は「あまちゃんという作品が地域の魅力をうまく引き出してくれた」と喜ぶ。
　同誌は１５日発売の１０月号で、全国の２千人を対象に風景が印象的だった作品とロケ地を尋ねるアンケートを実施。回答者は約８割が２０～４０代だった。
　１位はドラマ「北の国から」の北海道富良野町、２位はアニメ映画「君の名は。」の岐阜県飛騨市と続き、久慈市は３位にランクイン。４位は映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の香川県庵治町、５位はドラマ「Ｄｒ．コトー診療所」の沖縄県与那国町だった。
　久慈市では官民で北三陸「あまちゃん」観光推進協議会を設立し、ロケ地ツアーなどファンを呼び込む企画を継続している。
　市観光交流課の久松希美子課長は「放映から７年がたったが、今でも大きな影響力がある作品。これからも多くの人に実際に来ていただき、あまちゃんの舞台を体感してほしい」とＰＲしている。