Free三沢市とカナダ車いすラグビー関係者、オンラインで交流

カナダ側の参加者らへ手を振る小桧山吉紀市長(中央)や事業所利用者ら=26日、三沢市
カナダ側の参加者らへ手を振る小桧山吉紀市長(中央)や事業所利用者ら=26日、三沢市

延期された東京パラリンピック出場が決定している車いすラグビーカナダチームの事前合宿地・三沢市から、新型コロナウイルス感染症対策として、手作りマスクがカナダ車いすラグビー連盟に贈られたことに伴う交流会が26日、日本とカナダをオンラインで結んで開かれた。小桧山吉紀市長や製作に関わった市民らが、カナダの競技関係者や選手らと画面越しに交流。直接会えなくても変わらない友情を確かめ合い、来年の大会開催と三沢で再会できることを全員で願った。
 チームは2018年10月を皮切りに3度、同市内で事前合宿を実施している。
 市オリンピック・パラリンピック推進室によると、市は延期決定後、カナダでもマスクが不足していると知り、支援を検討。市共生社会ホストタウン推進実行委が7月、市内の障害者就労支援事業所などが作った200枚を含む計350枚を、同連盟へ届けた。
 同日は橋本聖子五輪相のほか、カナダ側から同連盟のローレル・クロスビー会長ら17人が参加。市内会場の市国際交流教育センターには小桧山市長や事業所利用者ら10人が集まった。
 冒頭、小桧山市長と同連盟のキャシー・カデュー最高責任者が、事前合宿に関する基本合意の期限を21年8月まで延長することを承認。小桧山市長は「絆をさらに深め、来年のパラリンピックを盛り上げよう」、クロスビー会長は「マスクには築いてきた友情が表れている。来年、三沢で事前合宿を行うのを楽しみにしている」とそれぞれ述べた。
 マスク作りに携わった利用者らは「一針ずつ丁寧に縫った」などと紹介。チームのトレヴァー・ハーシフィールド主将は「うれしい。練習で移動する際などに活用したい」と勇気づけられた様子だった。
 橋本五輪相は両者の交流に目を細め、「人類がコロナに打ち勝った証しとしての東京大会が開けるよう、準備を進める」と述べた。