Free八戸港所属のサンマ漁船、北海道へ 20日大型船漁解禁

サンマ漁に向けて出港する第2源栄丸=17日、八戸市第3魚市場前岸壁
サンマ漁に向けて出港する第2源栄丸=17日、八戸市第3魚市場前岸壁

100トン以上の大型船による20日のサンマ漁解禁を前に、八戸港所属の第2源栄丸(199トン)=ヤマツ谷地商店所有=が17日、北海道へ向け出港した。水産庁の漁況予報では、漁獲量が過去最低だった昨年をさらに下回る見通し。関係者は「少しでも魚を取ってきてほしい」と口をそろえた。
 八戸港所属では同船と、一足早く12日に出港した嶋脇漁業(八戸市)の第65新生丸(184トン)が北海道沖などで操業する。漁期は12月まで。昨年は5月中旬に北太平洋の公海へ出漁したが、今年はロシアとの洋上販売の価格交渉が折り合わず断念。2隻とも8月の出港となった。
 源栄丸の伊藤正幸漁労長(65)=宮城県石巻市=は離岸前の取材に「まずは北海道沖の排他的経済水域で漁をし、状況次第では早めに公海へ向かう」と説明。漁模様の見通しは厳しいが「仲間の船とも協力し、何とかサンマのいるところを探したい」と前を向いた。
 嶋脇漁業の嶋脇治行社長(61)は「量が厳しい分、値段に期待するしかない」と述べた。
 全国の大型船は北海道根室市の花咲港に集結し、20日の解禁日から一斉に出漁。道内各港や大船渡港(岩手)女川港(宮城)などに水揚げする。八戸港への水揚げはない模様だ。