Free八戸の複合ビル「DEVELD八日町」が完成/30日に現地で竣工式

テープカットをして完成を祝う関係者=30日、八戸市
テープカットをして完成を祝う関係者=30日、八戸市

八戸市八日町の旧長崎屋跡地の再開発計画として建設が進められていた複合ビル「DEVELD(ディベルド)八日町」が完成し、30日、現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。地上13階建てで分譲マンションと商業テナント、オフィスが入居。街なか居住は100人以上増える見通しで、関係者は新たなランドマークの誕生による中心街の活性化に期待を寄せた。
 複合ビルは同市の総合建設業・田名部組などで組織する「新八日町プロジェクト」(田名部智之社長)が建設。全高は43メートルで市内最大級の高さとなる。1階にはタリーズコーヒー八日町店と商工中金八戸支店、不動産会社のセンチュリー21住通が入居し、路線バスの待合スペースを設置。2~13階は分譲マンションで全57戸が完売している。
 総事業費は約25億5千万円。「優良建築物等整備事業」を活用して国と市から約7億円の補助を受け、18年7月から工事を進めてきた。 式では、田名部社長が「資材高騰など難題はあったが、関係者の力を借りて市内のランドマークが完成した。市の“顔”として長く愛され、中心街に勇気を与える施設になれば」と強調。関係者がテープカットをして完成を祝った。
 来賓の小林眞市長は「官民連携で中心街活性化に取り組んできたが、待ちに待った民間主導の再開発が完工して感無量」と歓迎。その上で「今後は新美術館もできるので、さらに魅力的な中心街になることを願っている」と述べた。
 タリーズコーヒー八日町店は8月12日にプレオープン、同13日にグランドオープンを予定しており、同市六日町のガーデンテラス内にある八戸六日町店も営業を継続する。
テープカットをして完成を祝う関係者=30日、八戸市

 
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