Free漫画家故おかべりかさんとの思い出語るトークイベント/八戸ブックセンター
漫画家・故おかべりかさんの「よい子れんしゅう帳」発売に合わせ、親交があったスタジオジブリ出版部(東京都)の編集者千葉香織さんと、八戸ブックセンター企画運営専門員の森花子さんのトークイベントが24日、同センターで行われた。おかべさんのファンであり、プライベートでも交流していた2人がその人柄や作品の魅力を紹介した。
おかべさんは児童書を中心に活躍。2017年に66歳で亡くなった。本書は福音館書店が過去の連載を集め、6月に出版したもの。
トークショーでは、小学生の頃、おかべさんの作品を読んで手紙を書いて以来、文通をしていた森さんが「ファンレターには必ず返事を書く方だった。私だけではなく、たくさんの人がおかべさんの手紙に元気をもらったはず」と懐かしそうに語った。
約20年前にアニメーションを見る集まりでおかべさんに出会い、交流を続けてきた千葉さんは「いつも最前列に座り、面白い場面になると声を出して笑っていた」と明かす。ぶっ飛んだギャグ満載で、良い子のなり方を描く本書について「大人の自分が読んでも面白い。閉塞(へいそく)感のある今だからこそ読んでほしい」と話した。