Free「一球入魂かぼちゃ」初競り 1個1万円の高値/八戸市中央卸売市場

1個1万円の値が付いた一球入魂かぼちゃの初競り=27日、八戸市中央卸売市場
1個1万円の値が付いた一球入魂かぼちゃの初競り=27日、八戸市中央卸売市場

八戸市中央卸売市場で27日、むつ市などがブランド化を進める「一球入魂かぼちゃ」の初競りが行われ、1個1万円の高値が付いた。露地栽培より1カ月ほど早いハウス栽培品で、例年は東京都内のホテルに直接出荷しているが、今年は新型コロナウイルスの影響でできなくなったため、同市場で取り扱うこととなった。出荷した農業生産法人「下北カンブリア農場」(むつ市)の常田嘉一郎社長は「産地を活気づける価格でありがたい。自慢のカボチャを県内の皆さんに味わってほしい」とアピールしていた。
 一般的なカボチャは1株から5個以上収穫するが、一球入魂かぼちゃは1株に1個だけ実を残すことでうま味が凝縮し、糖度も13~15度まで高まる。同市場では例年、露地栽培物を8月下旬から10月にかけて取り扱うが、今年はコロナ禍を受けて県内需要を喚起しようと、初めてハウス栽培物の競りを行った。
 この日は15個が競りにかけられ、2・85キロと最も大きく形の良い一球入魂かぼちゃは、八戸市の生鮮食品スーパー・やまはるが1万円の“ご祝儀”の値を付けた。ほかにも4千~8千円と、通常の約5倍の値で取引された。
 やまはるの長倉敏文商品部部長は「売市店ですぐに販売する。味がよく楽しみにしているお客さんが多いので、喜んでもらえると思う」と笑顔を見せた。