Free【新型コロナ】小中学校で非接触型検温システム運用進む/三沢市教委

タブレット型の装置の画面に顔を映して体温を測る木崎野小の児童
タブレット型の装置の画面に顔を映して体温を測る木崎野小の児童

三沢市教委は6月下旬から、新型コロナウイルス感染症対策として、市内全12小中学校で児童・生徒や教職員、来校者の体温を測定する、タブレット型の非接触型検温システムを運用している。人工知能(AI)による顔認識技術を用いた装置を健康状態の確認に生かし、校内の安全管理に役立てる。同システムの運用以外にも、各校では子どもらに「3密」回避や感染拡大防止を意識してもらう取り組みも進んでいる。
 画面に顔を映して体温を測る同システムは、市が新型ウイルスの感染拡大を受け、独自の緊急対策支援事業で導入。1校につき1~3台、計22台を配置した。
 児童・生徒や教職員は毎朝、家などで検温してから登校・出勤するよう求められているが、同システムを用いることで、状況に応じて児童らの体温を迅速に把握できるほか、不特定の来校者が入校する前に健康状態を確かめられる。
 市立木崎野小(髙田誠校長)は、6月26日に運用を開始。保健室と職員室、職員玄関に計3台を設置している。
 児童が検温できずに登校した場合や体温が37度台だった場合、再検温に活用。体育の授業前には平熱より高めの児童が検温し、運動前の健康観察に役立てる。37・5度を超えたら帰宅を促す方針。来校者が37・5度を超えた場合も、入校を断ることにしている。
 肌に触れずに測れる体温計も使用。校内の感染症対策では、水道の蛇口付近などに色の付いたテープを貼って目印を示し、人同士の間隔やうがいをする際の頭の高さを適正に保つように促している。
 中野良喜教頭は今月3日の取材に、「特に来校者の健康状態はこれまで把握できなかったので、効果的だ」と強調。今後の感染予防に向け、「気を引き締めて必要な対策を進めたい」と述べた。