Free新作クラフトビールづくりへホップの苗植え付け/佐井村

ホップの苗を植える村民有志
ホップの苗を植える村民有志

「日本で最も美しい村づくり」の一環で、オリジナルクラフトビール造りに取り組む佐井村民有志16人が24日、新たに整備した福浦地区の畑にホップの苗を植えた。早ければ8月下旬から収穫できる見通しで、有志たちは生育を楽しみにしながら作業を進めた。
 村は2016年10月、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟。行政と住民の協働のまちづくりにより、30年までに「日本で最も小さくかわいい漁村」を目指すビジョンと、28項目のアクションプランを17年3月に策定。ビール造りはプランの一環で、19年度は試験醸造で初の村産ビール開発にこぎ着けた。
 福浦地区の畑は2アールほどの広さで、村民有志は九つの畝を作り、チヌーク、マグナム、カスケード、センテニアル、ナゲット、クリスタルの6品種75株を植えた。
 村は本年度、19年度に整備した中道地区の畑と合わせ、30キロのホップ収穫を目指している。これを原料に、既存のオレンジピールのビールに加え、新たにカシスビールや黒ビールの3種類計1万本を醸造する方針だ。
 作業に参加した村職員の島野晃輔さん(30)は、「1年目の苗なので予定通り収穫できるか分からないが、自分たちの納得のいくビールができれば」と待ち望んでいた。ホップの苗を植える村民有志

 
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