Free東京パラ出場権勝ち取って カナダ車いすラグビーチームに応援フラッグ贈呈へ

熊野真希室長(左)らが手にする応援フラッグ。28日にカナダの競技連盟関係者に渡す
熊野真希室長(左)らが手にする応援フラッグ。28日にカナダの競技連盟関係者に渡す

三沢市が、東京パラリンピックの出場権を懸けた車いすラグビーの最終予選に臨むカナダチームに、応援メッセージを書いたフラッグを贈る。28日に在日カナダ大使館(東京)で同国の競技連盟関係者に直接手渡す予定だ。大使館に赴く市オリンピック・パラリンピック推進室の熊野真希室長は「少しでも力になれれば」と思いを語る。
 3月4日(現地時間)にカナダで開幕する最終予選には8カ国が出場し、上位2カ国が東京パラ出場権を得る。国際ランキングでカナダは出場国の中で最も上位の5位に付ける。
 三沢はカナダチームの東京パラ事前合宿地。当初計画では2月にも三沢を訪れる予定だった。しかし、2019年中に出場権を得られず、最終予選に回ったため今回の合宿を見送った。
 フラッグは、チームが合宿で三沢を訪れるたびに練習会場などに掲げているもの。これに小桧山吉紀市長や舩見亮悦市議会議長、市職員、合宿中にボランティアをしたみさわ国際交流協会のメンバーが「ビクトリー」「ファイト」「必勝」などと応援の気持ちを書いた。
 熊野室長が28日に大使館で開かれる東京パラのイベントに赴き、カナダの競技連盟関係者へ小桧山市長からの激励の手紙と一緒にフラッグを手渡す。 熊野室長は「チームは合宿を通じて交流してきた“ファミリー”。目に見える形で応援の気持ちを伝えたいと考えた」と語り、「実力を発揮して予選を突破してほしい。一緒に東京パラを迎えられることを楽しみにしている」とエールを送る。
 出場が決まれば、チームは東京パラ直前の8月に三沢で最後の合宿をする予定。
熊野真希室長(左)らが手にする応援フラッグ。28日にカナダの競技連盟関係者に渡す

 
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