Free何が出るかな? 黒板アート 10日にも完成予定/久慈市図書館

下絵を描く朝比奈つとむさん
下絵を描く朝比奈つとむさん

久慈市立図書館で、市地域おこし協力隊員2人が「黒板アート」を制作している。隊員2年目の山下竜司さん(38)と1年目の朝比奈つとむさん(27)で、描画テーマは「久慈市の魅力と図書館」。3月10日ごろの完成を目指しており、姉帯裕子館長は「多くの利用者に見に来てもらえれば」と話している。

 同図書館2階には、利用者同士の交流を狙いに、縦1・6メートル、横3・1メートルの黒板が設置されている。なかなか利用される機会がなく、有効活用のため黒板アートを実施することになり、協力隊員2人に要請。山下さんは現代アート、朝比奈さんは学習漫画の作画アシスタントなどに携わった経歴を生かして協力隊員として活動しており、快諾した。

 作業は26日にスタートし、朝比奈さんが図書館職員らと協力しながら、白いチョークで黒い“カンバス”に下絵を描いた。朝比奈さんは描画するデザインについて「本の中から三陸鉄道の車両や平庭闘牛、発掘された恐竜など地元の“名物”が飛び出してくるイメージ」と紹介。「山下さんと話し合ってしっかり仕上げたい」と話していた。

 
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