Free料理やゲームで学習成果披露 鮫小児童が「サバフェス」参加へ/八戸

武輪水産の社員(左側)に料理の説明をする児童
武輪水産の社員(左側)に料理の説明をする児童

八戸市立鮫小(鈴木規夫校長)の5年生36人が本年度、社会科の授業を通して、八戸港の主力魚種サバについての学習に取り組んでいる。児童たちは3月2日に市鮫公民館で開かれる「サバフェス」に参加し、料理の提供やプログラミングで作ったゲームなどで成果を披露する。

 5年生は昨年10月から、八戸の水産業について学んできた。授業が進んでいく中で近年、サバが不漁になっていることや八戸前沖さばのブランド認定が見送られたことを知った。児童たちは「サバのピンチを何とかしたい」という思いから、イベントを企画。サバ商品を扱う地元の武輪水産の協力を取り付けた。

 今月20日の参観日では、「プレサバフェス」と銘打ち、本番に向けてサバ料理の試作や、保護者を前に授業で学んだ内容をプレゼンテーションした。

 料理は▽いろどりサバずし▽サバくる巻き(春巻き)▽サババーグ―の3品を作り、同社の武輪俊一総務部長らが試食した。児童たちは「サバずしは野菜も一緒にのりで巻いて見た目を工夫した」などと説明。武輪部長らは「さっぱりしておいしい。野菜を味付けしたら面白いかもしれない」と評価した。

 サバずしを担当した安達唯愛(ゆい)さんは「コメを炊くところからスタートしたけど、みんなで協力していい感じに仕上がった」、サババーグを調理した宗前有咲(ありさ)さんは「ソースの味や、缶詰のミカンと大根おろしを添えるなど工夫した。アドバイスをもらえて良かった」と手応えを語った。

 サバフェスの時間は午前11時半~午後1時半。駐車場が手狭なため、公共交通機関での来場を呼びかけている。問い合わせは、武輪水産=電話0178(33)0121=へ。

 
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