Free汽水湖栄養塩の低減対策要望、小川原湖など念頭 青森県議会と県

滝沢求副大臣(左から4人目)に要望書を手渡す蛯沢正勝委員長(同5人目)ら=6日、環境省
滝沢求副大臣(左から4人目)に要望書を手渡す蛯沢正勝委員長(同5人目)ら=6日、環境省

青森県議会環境厚生委員会(蛯沢正勝委員長)と県は6日、環境省で滝沢求副大臣と面会し、小川原湖など汽水湖の塩水層に含まれる栄養塩の低減対策を要望した。滝沢副大臣は「汽水湖の特性に応じた対応は重要だ」とし、国土交通省などとの連携を強化して対策を検討する考えを示した。

 小川原湖の水質を巡っては、2006年度以降、有機汚濁の指標であるCOD(化学的酸素要求量)が継続的に環境基準値を超過。近年は水質悪化が急激に進む傾向を示している。

 同日は、委員と県の館栄環境生活部長が環境省を訪問。蛯沢委員長から要望書を受けた滝沢副大臣は「湖沼は地域のみならず、国民の資産。保全や再生を図ることは環境省としても極めて重要だと考えている」と応じた。

 蛯沢委員長は取材に「対策に向けて力強い話をいただいた」と述べた。 この日は、国交省に対しても小川原湖の水質改善対策に関する要望を行った。

 
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