Free野辺地からプロ挑戦 ハンドボール齋藤選手、大阪のチームに加入 激励会で決意

両親(左側)や仲間を前に決意を披露する齋藤陽亮選手
両親(左側)や仲間を前に決意を披露する齋藤陽亮選手

2024年9月に誕生する予定のハンドボールプロリーグを巡って、大阪市を拠点に参入を目指すクラブチーム「アルバモス大阪」に、野辺地町在住の齋藤陽亮選手(27)=青森市出身=が加入することが決まった。22日、町内で激励会が開かれた。齋藤選手は、一緒に汗を流した仲間や両親ら約20人を前に「レギュラーに定着し、26年に青森県で開催される国民スポーツ大会出場を目指したい」と力強く決意を語った。

 齋藤選手は、ハンドボールが盛んな県立野辺地高に同市から入学して連日、練習に励んだ。大学卒業後に帰郷して就職。野辺地ハンドボールクラブ(長濵竹美会長)にも所属して競技を続けてきた。昨年12月、アルバモスのトライアウトに挑み、キャリアや体格、競技で有利とされる左利きという点が評価され合格した。

 激励会では長濵会長が「野辺地高への通学、練習は大変だったと思う。これからも挑戦するという気持ちを忘れずに」と激励。父の英雄さん(63)は「町の皆さまに温かく受け入れてもらった」と感謝するとともに、「けがをしないで、野辺地の名前を広めるよう頑張ってほしい」と涙ながらに述べた。

 7月3日からチームに合流するという齋藤選手は「環境を変え、ぜひ青森国スポに出場したいと思ってトライアウトを受けたところ、監督が利点を買ってくれた」と語り、次のステージでのレベルアップに意欲を見せた。

 
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