Free八戸の空、傘で彩り/はっちとマチニワ

「はっちコート」では、大輪の花が咲き誇るように傘が展示された=3日、八戸市の「はっち」
「はっちコート」では、大輪の花が咲き誇るように傘が展示された=3日、八戸市の「はっち」

見上げる空に、カラフルな傘で彩りを―。八戸市中心街の「はっち」とマチニワで3日、屋内空間を色とりどりの傘で飾るイベント「アンブレラスカイ」が始まり、街行く人にひとときの癒やしを与えている。

 梅雨の街なかに新たな魅力を創出しようと、市が2020年からマチニワでスタート。昨年からは、はっちも会場としている。

 全面ガラス張りのマチニワには、青や赤などのビニール傘120本をつるすように並べた。日差しが強くなるとカラフルな影が落ち、床面も鮮やかに染めた。

 はっちの吹き抜けスペース「はっちコート」では、保管期間を過ぎて廃棄する忘れ物の傘103本を使用。5月に開いたワークショップで市民に思い思いの絵を描いてもらい、各階の手すりにくくり付けた。1階から見上げれば、集まった傘が大輪の花のように浮かび上がる。

 家族と訪れた市内の会社員三浦禄朗さん(40)は「色鮮やかでびっくりした。梅雨の時期でも晴れやかな気分になる」と喜び、長男の旺祐ちゃん(10カ月)を抱きながら眺めていた。

 イベントはマチニワが7月11日まで、はっちが同10日まで。

 
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