Freeアフガンに届けランドセル 三条小PTA、教育支援で寄贈

ランドセルを寄贈した子どもたち
ランドセルを寄贈した子どもたち

アフガニスタンの子どもたちの教育を支援するため、八戸市立三条小の父母と教師の会(田島理成会長)は26日、本年度に同校を卒業した6年生から、使わなくなったランドセルを引き取った。集まった計7個は、化学メーカーのクラレ(東京)を通じて現地に届けられる。同会で実施するのは2年目。

 紛争などで小学校に通えない子どもたちがいることを理解し、ランドセルの寄贈を通じて世界を身近に感じてもらうとともに、持続可能な開発目標(SDGs)の意識を持ってもらうのが狙い。田島会長は「役目を終えたランドセルが、役立つ機会があることを知ってほしい」と話す。

 午前10時から、同校図書室で引き取り作業を実施。賛同した子どもたちが訪れ、ランドセルを手渡していた。使わなくなった文房具などが贈り物として入っているものもあった。

 来年度から三条中に通う上野太一君(12)は、「インターネットの動画などで、紛争で勉強できない子どもが多くいることを知った。楽しく勉強に役立ててほしい」と力を込めた。

 
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