Freeなんて大きさ!卒業証書 下長中、卒業式にサプライズ/八戸

巨大な卒業証書を前に笑顔で写真撮影する卒業生
巨大な卒業証書を前に笑顔で写真撮影する卒業生

八戸市立下長中(三浦一純校長)で11日、卒業式が開かれた。3年生156人に思い出をプレゼントしようと、巨大な卒業証書が用意された。卒業生はサプライズ演出に驚きながらも、友人や恩師、保護者との記念撮影を笑顔で楽しみ、3年間分の思い出と共に一生の宝物として心に刻み込んだ。

 PTA3学年有志の会(梅内利哉会長)が、コロナ禍による突然の休校やイベント中止など、苦難を味わった3年生を笑顔で送り出そうと企画した。9月ごろから準備を始めたという。

 午前10時から卒業式を実施。終了後に各クラスへ戻った卒業生は、再び会場の体育館に集められた。壇上に設置されていたのは、縦2・1メートル、横2・7メートルの巨大な卒業証書。思わぬ大きさに、生徒たちは驚きの表情を見せた。

 各クラスで撮影した後は、自由時間に。卒業生は仲間で集まってポーズを取ったり、ふざけ合ったりしながら思い思いに写真を撮っていた。保護者も積極的にわが子をカメラに収めた。

 水泳部の仲間と撮影した向谷地圭輔さん(15)は「(巨大卒業証書には)びっくりしたけど、一生の記念になる物をもらった。みんなと別れるのは寂しいけど高校でも頑張りたい」と力を込めた。

 
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