Freeたわわに実れ、サクランボ ヒトとミツバチ、受粉で連携/南部町

最盛期を迎えた温室栽培のサクランボの人工授粉作業=6日、南部町
最盛期を迎えた温室栽培のサクランボの人工授粉作業=6日、南部町

青森県で唯一、サクランボの温室栽培を手がける南部町大向の留目秀樹さん(60)のビニールハウスで、人工授粉作業が最盛期を迎えている。6日はスタッフ4人が、花から花に飛び交うミツバチと“連携”し、花粉交配器を使った授粉作業に打ち込んだ。

 留目さんはハウス計4棟で、早生(わせ)「紅さやか」と主力「佐藤錦」、県独自品種「ジュノハート」を栽培。今年は昨年より5日ほど早い2月27日に作業を始めた。室温20度前後のハウス内では、咲き誇る花びらが日光を浴び白く輝いている。

 授粉作業は20日ごろまで続き、出荷の開始は紅さやかが4月10日、佐藤錦は同20日、ジュノハートは5月の連休明けの見込み。留目さんは「今年こそ需要の高い母の日(5月14日)にジュノハートを提供できれば」と話した。

 
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