ＪＲ陸奥湊駅前の八戸市魚菜小売市場のリニューアルオープンと、東北新幹線八戸駅開業２０周年を記念し、３・８・５の１６音で詠む「みやこうた」の作品コンテストが開かれた。審査の結果、中学・小学生の部で市立青潮小５年の奈良悠由（ゆうゆ）さん、一般・高校の部で五戸町の柏崎馨子（けいこ）さんがそれぞれ最優秀賞に輝いた。

　同市の陸奥湊駅通り地区まちづくり協議会（駒井庄三郎会長）が主催。１０月に「市場」「イサバ」「新幹線」などをテーマに募集し、両部門に計５３８作品の応募があった。

　奈良さんは「湊　朝市の海で　日の出見る」、柏崎さんは「朝日　浴びおしゃべりする　魚たち」と詠み、各部門の頂点に立った。同市場がグランドオープンを迎えた１日、市場前で表彰式が行われ、駒井会長は「応募されたみやこうたを通して、陸奥湊がより多くの人が訪れる場所になることを願っている」と述べた。

　作品は、旧青い森信金むつ湊支店で、３０日まで展示する。時間は午前９時～午後５時。

　最優秀賞以外の結果は次の通り。（敬称略）
　◇中学・小学生の部
▽優秀賞　三上碧徳（八戸・青潮小２年）澁谷望愛（同・湊小４年）髙根嶺斗（同・白銀中１年）和泉千穂（同・湊中２年）夏目麻虹陽（青森・浜田中３年）
　◇一般・高校生の部
▽優秀賞　宮崎照子、工藤京見、三浦敬、鈴木とく（以上八戸市）、越野由美子（中泊町）