Free手話の基本、園児楽しみながら 五戸町聴覚障害者の会が出前授業

手話かるたを楽しむ園児たち
手話かるたを楽しむ園児たち

五戸町聴覚障害者の会(栗山浄璽〈じょうじ〉会長)は11日、同町のみゆき保育園で手話の出前授業を行い、年長組の園児22人が楽しみながら手話の基本を学んだ。

 講師は栗山会長ら会員3人が務め、同町の手話サークル「さくらの会」(三浦法子会長)が協力した。

 最初に「手話かるた」が行われ、通常は口頭で読み上げるお題を栗山会長が手話で表現。園児らは、手話と同じ動作が描かれた札を真剣に探した。

 その後、園児らが好きなものをジェスチャーで表現し、それを栗山会長らが当てるクイズ形式の授業を実施。園児らはジェスチャーが手話に取り入れられ、聴覚障害者とのコミュニケーションに役立っていることを実感した。

 「幸せなら手をたたこう」を手話を交えて歌ったほか、質問コーナーで交流した。

 栗山会長は「手話かるたで、園児たちが私の身ぶりを見て積極的に札を取る明るい表情が印象的。手話で通じ合っていることを実感できてうれしかった」とコメントを寄せた。

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