Free心一つに「花の甲子園」へ 八戸西高生3人、高校華道コン東北大会V

全国大会行きの巨大切符の贈呈式。(左から)北野ごぼうさん、廣内一葉さん、三浦詩音さん、風穴梢さん、大石恭平さん
全国大会行きの巨大切符の贈呈式。(左から)北野ごぼうさん、廣内一葉さん、三浦詩音さん、風穴梢さん、大石恭平さん

青森県立八戸西高(渡辺学校長)の茶華道部で2年の廣内一葉さん、三浦詩音さん、風穴梢さんのチームが、国内最大規模の高校華道コンクール「Ikenobo花の甲子園2022」の東北地区大会で優勝し、13日に京都市で行われる全国大会に出場する。高校から華道を始めた3人は「信じ合う仲間と楽しんできたい」と心を一つにし、初の大舞台に挑む。

 京都に本部を置く華道家元池坊が主催する大会には、全国150チームが参加。地区大会は動画などによるリモート審査で、10月上旬に結果が発表された。

 外部講師を招き、稽古に励んできた3人。初挑戦ながら、16チームがエントリーした東北地区で頂点に立ち、8地区9チームで争う全国大会出場を決めた。 このほど、大会を応援する吉本興業の「青森県住みます芸人」を務めるノーストンの大石恭平さん(30)と北野ごぼうさん(33)が同校を訪れ、3人に全国大会行きの巨大切符を手渡した。

 日本一を決める舞台では、当日示される指定の花材などを使い、10分交代のリレー方式で一つの作品を仕上げる。廣内さんは「信頼する仲間と楽しみたい」、三浦さんも「大好きな仲間と花に向き合い、最後まで頑張る」と声をそろえた。

 来年は大学受験などを控えるため、2年生の3人にとっては最初で最後の「甲子園」となる。風穴さんは「正直な心を花に真っすぐに反映させ、自分たちらしさを表現したい」と誓った。

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