八戸市立三条小ＰＴＡ（田島理成会長）が２９日夜、６年生４９人の夢や願いを記した花火玉を同校校庭で打ち上げた。児童が募金を呼びかけ、地域住民の協力によって空高く上がった“三条花火”は、地域の夜空を色鮮やかに彩った。

　花火の打ち上げはコロナ禍で学校行事などが制限された児童の思い出づくりに向け、２０２０年に始まった。３回目の今回は、地域住民から「今年も続けてほしい」との要望が多数寄せられ、ＰＴＡが企画した。

　打ち上げ花火はカウントダウンでスタート。集まった児童や保護者らが７５発の大輪を見上げた。

　「看護士になりたい」との夢を書いた６年の馬渡柚希さん（１２）は「地域の方のおかげで花火を打ち上げられた。人の役に立てる人になりたいという目標に向かって頑張ろうという気持ちになった」と話した。

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