Free鳥居の建て替え完了、完成祝う 三沢・四川目の金刀比羅神社

鳥居をくぐって新築を祝う関係者ら
鳥居をくぐって新築を祝う関係者ら

150年以上の歴史を持つ、三沢市四川目の金刀比羅(こんぴら)神社で初めての鳥居の建て替えが完了し、10日、例大祭に合わせて竣工(しゅんこう)式が行われた。神社関係者や地元の漁師54人が参加。鳥居の潜(くぐ)り初めで完成を祝った。

 神社は1879年ごろに金比羅宮(香川県)を勧請(かんじょう)したとされる。1930年、社殿と鳥居が建立された。海の災害から守るという言い伝えがあり、漁師らが大漁や無病息災などを祈りに訪れる。

 鳥居は老朽化が進んでいたため、三沢市の大津町内会が住民の寄付を募った。平内建築(同市)が工事を進めて9月30日に完成。大型1基、中型4基の計5基でヒバの木を使用した。

 同市の神職、植田由紀子さんが祭主となり、祝詞を読み上げた後、関係者が玉串をささげ、航海安全や地域の安泰を祈った。

 藤田長一町内会長は「今日をスタートに50年、100年先に向けて歩んでいく」と決意を述べた。

 
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