Free昭和の暮らしぶり知る機会に 三沢で旧蔵資料展

貴重な民具約1万3千点が展示される「小川原湖民俗博物館旧蔵資料展」
貴重な民具約1万3千点が展示される「小川原湖民俗博物館旧蔵資料展」

青森県南地方でかつて使われた民具などを展示する「第6回小川原湖民俗博物館旧蔵資料展」(三沢市教育委員会主催)が、8日から市立六川目団体活動センター(旧六川目小)で開かれる。主に昭和時代に民家で使用された、機織り道具や農具など約1万3千点が並び、当時の生活ぶりを知ることができる。9日まで。

 同博物館は同市の古牧温泉(現星野リゾート青森屋)の付属施設として1961年に開館し、民具の所蔵数は国内最大規模を誇った。同温泉の経営破綻に伴って09年に閉館した後は、市教委が所蔵品を引き取って同センターで保管している。

 資料展は新型コロナウイルスの影響もあり、4年ぶりの開催。所蔵品は「食」や「紡織」など分野別に展示。穀物を選別する「唐箕(とうみ)」のほか、麻糸を作るのに必要だった「麻蒸桶(あさむしおけ)」や「ザグリ機」などが並ぶ。

 両日とも午後2時から市教委職員による解説がある。観覧無料。時間は午前9時半~午後3時半。

 
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