Free新商品「ねこのみみ」いかが 二戸・浄法寺中生らアイデア 手作り野菜使用

浄法寺まつりの会場で新商品「ねこのみみ」と焼きトウモロコシを提供した浄法寺中の生徒
浄法寺まつりの会場で新商品「ねこのみみ」と焼きトウモロコシを提供した浄法寺中の生徒

二戸市浄法寺町の住民らが、持続可能な地域づくりを目指す「日曜ご馳走(ちそう)プロジェクト」は、共同作業で育てた新鮮な野菜を使った新商品「ねこのみみ」を開発した。ご当地キャラ「浄法寺のねこ」の人気にあやかった商品名は、市立浄法寺中の生徒や住民がアイデアを出して決定。18日の浄法寺まつり会場で販売した。

 プロジェクトは、同市の馬場園芸(馬場淳代表)と市社会福祉協議会(山口金男会長)が連携し、昨年からスタート。今年は春から地元の畑で野菜を育て、収穫物を食材に使ってピザ作りなどを予定する。今回の商品も含め、収益は今後の運営資金に充てる予定だ。

 新商品は、8月中旬に収穫したジャガイモやトウモロコシ、枝豆を春巻きの皮に包んで揚げたホットスナック。三角の形状を猫の耳に見立てて、商品名を付けた。税込み200円で、カレー味とチーズ味の2種類を作り、焼きトウモロコシと一緒に屋台で販売した。

 祭り会場には、浄法寺のねことの交流イベントに参加したファンも来場し、多くの人が「ねこのみみ」に目を留めて買い求めていた。

 プロジェクトに参加した同校2年の田口悠就(はるなり)さんは「購入したお客さんに、おいしいと言われてうれしかった。活動を通じ、もっと自分の住む地域を好きになりたい」と話した。

 新商品は今後、市社協が開催するイベントなどでも販売する予定。

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