第４８期北奥羽将棋名人戦（デーリー東北新聞社主催）の予選大会が２５日、八戸市の本社メディアホールで開かれ、田村純也五段（五戸町）ら７人が挑戦者決定トーナメントへの出場権を獲得した。

　予選大会は、中川滉生名人（八戸市）への挑戦者を決める第１関門。北奥羽地方から３０人が出場し、スイス式５回戦でしのぎを削った。

　田村五段は唯一５戦全勝での首位通過。３位の小山田友希三段（むつ市）は、女性初の同トーナメント進出を決めた。ほかに上村明仙（あきのり）四段（久慈市）や若林優之二段（おいらせ町）が初の予選突破を果たした。

　同トーナメントは、１０月２日に本社デーリー東北ホールで開催される。予選を勝ち抜いた７人に、シード権を持つ松倉直也四段（八戸市）を加えた８人が競い合い、１位が同１５日に中川名人と決勝３番勝負を行う。新型コロナウイルス感染防止のため、いずれも観戦来場は受け付けない。

　予選通過者は次の通り。（丸数字は通過順位）

　（１）田村純也五段（五戸町）
　（２）十日市克弘三段（八戸市）
　（３）小山田友希三段（むつ市）
　（４）川村裕之四段（八戸市）
　（５）河村和男四段（同）
　（６）上村明仙四段（久慈市）
　（７）若林優之二段（おいらせ町）