Free週間ダイジェスト(7月31日~8月5日)

▽三社大祭開幕、3年ぶりに山車練り歩く
 約300年の歴史と伝統を誇る八戸三社大祭が31日、開幕。新型コロナウイルス禍で神社行列と山車の合同運行は見送られたが、全27山車組が共同制作した唯一無二の移動型山車が中心街に登場。1台とはいえ、3年ぶりに勇壮な山車が郷土芸能と共に練り歩いた。

 ▽スルメイカ初水揚げ
 八戸近海で操業している大中型巻き網船団が1日、八戸港にスルメイカ(サバ交じり)11トンを今季初水揚げした。巻き網船によるスルメイカ漁は先月27日に解禁されたものの魚影は薄く、滑り出しは低調。初めての漁獲となったこの日は高値で取引され、盛漁期のハマは活気づいた。

 ▽映画館「フォーラム八戸」閉館へ
 再開発構想が浮上する八戸市十三日町の商業ビル「チーノはちのへ」に入居する映画館「フォーラム八戸」について、運営会社「八戸フォーラム」(長澤裕二代表)は2日、11月末から来年1月上旬の間に営業を終了する方針を明らかにした。

 ▽青森県内で大雨 線状降水帯も
 低気圧や前線の影響で、青森県内は3日未明から午前中にかけて激しい雨に見舞われ、各地で倒木や土砂崩れ、住宅の浸水などが相次いだ。深浦町付近では県内で初めて長時間の豪雨をもたらす「線状降水帯」が発生。県は災害対策本部を設置した。県内の20市町村も避難指示を出し、約300人が避難所に身を寄せた。

 ▽岩徳、破産手続き開始
 八戸市六日町のテナントビル「いわとくパルコ」を運営する不動産賃貸業「岩徳」(同市)は3日、青森地裁八戸支部から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、橋本薫弁護士(同市)が選任された。橋本弁護士はビルの任意売却を進める意向を明らかにし、「テナントを引き継ぐ方向で買い受ける事業者を探したい」との考えを示した。負債額は2022年3月期末時点で約3億2970万円。

 ▽大雨で一戸町の男性安否不明
 低気圧や前線の影響による3日の大雨で、岩手県は4日、一戸町の男性(78)の安否が不明であることを明らかにした。

 ▽キエフ・バレエ八戸公演
 ウクライナ国立歌劇場の名門バレエ団による日本ツアー「キエフ・バレエ・ガラ2022」の八戸公演が5日、八戸市公会堂で行われた。いまだ戦禍にあるウクライナ。約30人のダンサーは平和への祈りを込めた踊りを披露し、観客を魅了した。

 
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