Free「オアシス」設置でハイカー支援 野田村内22カ所 みちのく潮風トレイル

マミーストアーでフラッグなどを掲げる中野禎貴社長(左)と北田晴子さん
マミーストアーでフラッグなどを掲げる中野禎貴社長(左)と北田晴子さん

八戸市と福島県相馬市を結ぶ「みちのく潮風トレイル」を歩くハイカーを支援しようと、野田村内に22カ所の「トレイルオアシス」が設けられている。観光施設や飲食店、商店、宿泊施設などが協力し、村を訪れたハイカーにトイレや水、休憩場所などを提供する試み。関係者は村を挙げておもてなししようと躍起だ。

 同トレイルの村内区間は南北約19キロに及ぶ。十府ケ浦や玉川海岸などの景勝地や、観光施設や飲食店などが点在する村中心部を巡るコースだ。

 トレイルオアシスは村トレイル振興会(佐藤仁昭会長)が企画。3月、各事業者や施設に委嘱し、目印にA4判のフラッグを掲示した。岩手県立久慈工業高の生徒が作ったアクリルプレートも置いてある。

 ハイカーへの支援として▽トイレ▽水提供▽休憩▽充電▽飲食店▽飲食物販売▽宿泊・テントサイト―を想定。対応できる内容は施設ごとに異なる。

 今月、トレイルの村内区間を紹介する「トレイル野田村みどころMAP」が完成。トレイルオアシスの場所や支援内容なども盛り込まれ、ハイカーの利用に役立ちそうだ。

 振興会事務局(村観光協会)の北田晴子さん(42)は「困ったことがあったら気軽に声をかけてほしい」と呼びかける。ハイカーと住民との交流の機会が増え、村の魅力発信につながる効果に期待を込める。

 トレイルオアシスとなったマミーストアーの中野禎貴社長(53)は「野田村で気持ち良く過ごしてもらいたい」と話している。

 村内のトレイルオアシスは次の通り。

 観光物産館ぱあぷる、産直ぱあぷる、キッチン栄、お食事処十府ヶ浦、マミーストアー、洋食・旬菜料理みなみ、小林魚店、大澤酒店、大沢菓子店まるきん、北末、てしごと屋、coconimo、足湯&cafeたいようのいちこ、野田村商工会、涼海の丘ワイナリー、マリンローズパーク野田玉川、パティオムラタ、たちばな商店、玉川石油、国民宿舎えぼし荘、中野商店、小野旅館

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