Free八戸市保健所、さらなる体制強化へ 市内のコロナ感染者急増で

八戸市内で新型コロナウイルスの感染者数が急増しているのを受け、市は保健所の体制を強化する。健康講座など一部の業務を停止し、電話相談に当たる職員を増員。より効率的な検査体制の導入も検討する。熊谷雄一市長が20日の定例会見で明らかにした。

 市によると、市内の医療機関では現在、発熱などの症状があっても受診が困難になっているほか、保健所への電話もつながりにくい状況。健康観察や情報管理などをサポートする緊急対策チームとして、20日から市職員5人を保健所に追加で配置した。

 熊谷市長は、発熱外来など医療提供体制の在り方について、市医師会の会議に出席して意見交換した―と説明。「医師会と連携しながら、できるだけ体制を強化したい」と強調した。

 新型コロナワクチンの4回目接種について、国が医療機関や高齢者施設の従事者らに対象を広げる方針を示したことにも触れ、「医療提供体制を確保するためにも、迅速に進める」と述べた。

 
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