Free【コロナワクチン】ノババックス製、接種スタート/青森県総合健診センター

青森県総合健診センターで始まったノババックス製の新型コロナワクチン接種=27日、青森市
青森県総合健診センターで始まったノババックス製の新型コロナワクチン接種=27日、青森市

青森県は27日、青森市の県総合健診センターでノババックス製新型コロナワクチンの接種を開始した。アレルギーなどの理由から既存のワクチンを接種できなかった県民に活用してもらい、県全体の接種率向上を目指す。初日は145人が接種を受けた。

 ノババックス製はファイザーやモデルナ製と異なり、「組み換えタンパクワクチン」と呼ばれる技術を採用。既存のワクチンと比べて副反応が少ないとされる。対象は18歳以上で、1~2回目が他のワクチンだった人も接種できる。

 接種日は他に7月27日、8月25日、9月26日の3日間。県は当初、接種人数を1日50人で想定していたが、希望者が多かったため1日の接種枠を150人に増やした。

 この日、接種を受けたつがる市の農業中村泉さん(49)は、持病のため既存のワクチン接種を見合わせていた。「かかりつけ医からノババックスが接種できると聞いて、打ってみようと思った。重症化予防ができるのなら安心」と話していた。

 同センターの下山克診療所長は「これまで副反応が怖くて受けられなかった人も活用してほしい」と呼びかけている。

 県はノババックス製600回分を確保予定。今のところ接種会場や接種枠を増やす予定はないが、希望者が多いため、状況に応じて接種体制を整えていくとしている。

 
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