Free久慈で「ふらっとてしごといち」 工芸品、雑貨など展示販売

手作りの商品が並んだ「ふらっとてしごといち」の会場
手作りの商品が並んだ「ふらっとてしごといち」の会場

岩手県北地方を中心に伝統工芸品やクラフト品(手作り雑貨)の作り手らが集結した「ふらっとてしごといち」が26日、旧久慈市立霜畑小で開かれた。同市の市民団体「minarai(ミナライ)」が初企画。アイデアの詰まった商品が並び、来場者が手仕事の魅力や創作技術の高さに触れた。

 会場は昨年3月末に閉校となった旧霜畑小の校舎を有効に活用。教室や体育館、校庭に各店の販売ブースが設けられた。

 久慈市や二戸市、盛岡市、洋野町、軽米町、野田村、九戸村、むつ市、五戸町などから33店が出店。小久慈焼きや南部菱刺し、南部箒(ほうき)、木工品、アクセサリーなど多彩な商品を販売したほか、多くの飲食店も参加した。

 市内外から家族連れら約2千人(主催者発表)が来場し、各店で気に入った商品を購入。大湊海軍カレーパンや豆腐田楽、コーヒーなどの飲食店に長い行列ができた。

 地元の関自治会の下平聡会長(67)は「人が集まると地区の活性化につながる」とイベントを歓迎。ミナライ代表の高橋新さん(42)は「手仕事の魅力を見直してもらい、『ものを大切にする』という考え方が一人でも多くの方に伝わってほしい」と力を込めた。

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