Free社殿に新たなステンドグラス 三戸大神宮、入口両脇に

三戸大神宮の社殿入り口に設置されたステンドグラスについて解説する髙橋優子さん
三戸大神宮の社殿入り口に設置されたステンドグラスについて解説する髙橋優子さん

三戸大神宮の社殿に今月、新たなステンドグラスが登場した。入口両脇に1枚ずつ設置された作品「神樂(うたげ)」は、青森市に工房を構えるステンドグラス作家、髙橋優子さんが制作。日本の伝統的な模様や縁起物、木工の組子細工を取り入れており、髙橋さんは「神社の歴史や文化に思いをはせながら、大正ロマンの雰囲気を感じてほしい」と呼びかける。

 同神社の山崎貴行禰宜(ねぎ)(53)は、金沢市の尾山神社で見た神門に感銘を受け、参道の灯籠や社殿の窓などにステンドグラスを採用している。

 今回の作品は、1枚の大きさが組子細工を含めて高さ約1・7メートル、幅約76センチで、非対称の左右一対。同神社の祭神である天照大神を円形で表現したほか、日本の縁起物である唐草やうろこ、榊などを随所に配した。

 高橋さんは「観賞する人によって、さまざまなものが見える作品だと思う。想像を巡らせて楽しみ、豊かな気持ちになってもらえたらうれしい」と話す。

 20日、社殿でステンドグラスの清祓(きよめばらい)式を実施。山崎禰宜は「光の加減でも変化があり、見ていて飽きない。町の新たな観光名所になれば」と願いを込めた。

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