Free写真通し振り返る昭和 八戸・南部会館で18日、トーキングカフェ

紙芝居に目がくぎ付けとなる子どもたち=1953(昭和28)年3月、八戸市

デーリー東北新聞社は、写真を通して昭和を振り返るイベント、トーキングカフェ「思い出アルバム ふるさとの昭和」を18日、八戸市文化教養センター南部会館で開催する。高齢者には懐かしく、若い世代には新鮮な当時の暮らしが、本社所蔵写真の映写と解説で生き生きとよみがえる。

 1945(昭和20)年12月の本紙創刊以来、本社が撮影・保存してきた写真には、変わりゆく世相風俗が鮮明に捉えられている。カメラが一般に普及する前の写真は特に貴重で、歴史史料としての価値も高い。

 トーキングカフェでは、その中から「子ども」をテーマに、戦後復興期―高度経済成長期の生活文化が伝わる写真を厳選。講師を務める青森県県民生活文化課総括主幹で県史担当の中園裕氏が、写真を映写しながら当時の出来事や逸話を紹介し、昭和の記憶をたどる。

 近年、昔の懐かしい写真や音楽などを使って高齢者の脳の活性化や情緒の安定を図る心理療法「回想法」が注目されており、中園氏は「過去を振り返ることは後ろ向きの行為ではなく、むしろ今を生きる上で元気を得られる。トーキングカフェで昔の自分たちの姿を思い出し、楽しんでほしい」と語る。

 一方、若い世代にとっても、未体験の昭和について知ることのできる格好の機会。映写するのは親しみとぬくもりを感じさせる写真ばかりで、年齢問わず誰でも気軽に参加できる内容となっている。

 ※トーキングカフェ「思い出アルバム ふるさとの昭和」は午後1時半から3時50分まで。参加無料。定員50人。申し込み、問い合わせは本社コミュニティー事業部=電話0178(80)7299=へ。下記QRコードを読み取り、応募フォームより申し込むこともできる。

※URLからのアクセスはこちら
https://docs.google.com/forms/d/1rkqlGr-83HGujiGCeEVy8-g7YOE_evcl0EEozilLV6A/viewform?edit_requested=true

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