Free田植えの後は「こびりっこ」 南部・剣吉小児童、昔ながらの農作業体験

田植えを終え、こびりっこを味わう児童
田植えを終え、こびりっこを味わう児童

南部町立剣吉小(釜田信子校長)の5年生が23日、同町剣吉長坂下のチャレンジ学習田で田植えを体験した。児童は古式定規を使って苗を植えた後、昔ながらのおやつ「こびりっこ」を味わい、地域の農業に理解を深めた。

 同校の田植え体験は毎年、地域住民でつくる「長坂下環境保全隊」(出町勝代表)の協力で実施している。

 5年生14人が参加。定規を水田に置き、手足を泥だらけにしながら苗を植えた。こびりっこは南部せんべいに赤飯を挟んだおやつで、児童は「おいしい」と笑顔を見せながらほお張っていた。

 坂上美彩さん(11)は「定規を使ったら、見栄えよく苗を植えられた。作業後にみんなで食べるこびりっこも格別だった」と満足げに話した。

 同校は本年度末で統合されるため、今回が最後の田植え体験となる。出町代表は「農業を体験した児童が、今後も剣吉の文化を受け継いでくれたら」と願いを込めた。

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