Free生活支援で食料無償提供 八戸、イタチカなど

食品や日用品を配ったフードパントリーの会場
食品や日用品を配ったフードパントリーの会場

フットサルチームのイタチカ八戸、八戸市で福祉事業などを手がけるCOCOZO(北向康大代表)、同市の障がい児と家族の活動サークルshake(シェイク)などは15日、生活に困っている人に食品を無償提供する「フードパントリー」を市内で開催した。親子連れら約50組が来場し、食品や日用品を受け取った。

 東北地方を中心に、障がい者と健常者が一緒に参加するイベントなどを行うNPO「Hapi’mas(ハピマス)」(本多幸代代表理事)が発起人となり、4団体が共同で実施した。同市での開催は初。

 食料品は、宮城県のNPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」が集めた物を活用。水やレトルト食品、子ども用の衣類、文房具も用意し、来場した親子連れが品物を一つ一つ選んでいた。

 今回は、障がいがある人も食品の配布対象とした。本多さんは「就労継続支援事業所の賃金が少なく、生活に困っている障がい者も多い。そういう人たちに届けたいと思った」と狙いを語る。

 会場では、shakeに所属する子どもたちや、イタチカ八戸の選手が受け付けと案内を担った。北向さんは、「主催者側にとっても、障がいがある人と健常者が一緒に活動できる場があると良い経験になる」と指摘。今後も定期的に開催する予定という。

 
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