天鐘(5月20日)

夏目漱石は長編『こころ』で「躑躅(つつじ)が燃えるように咲き」、太宰治は短編『彼は昔の彼ならず』で「裏庭の霧島躑躅がようやく若芽を…」。躑躅を小説で描いた作家は27人、最多は島崎藤村だった(中川藤一著『木偏百樹』)▼咲き誇る躑躅は燃えるよう.....
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