八戸市内の子どもを対象とした２０２２年度の農業体験学習会が１７日、同市尻内町の市農業経営振興センター露地圃場（ほじょう）で始まった。初日は八戸幼稚園（島守麻美園長）の３～５歳児２８人が快晴の下、サツマイモの苗の植え付け作業を楽しんだ。

　食育の一環で市が０５年度から毎年実施。身近で人気の高いサツマイモの栽培を体験してもらう。２２年度は幼保５園の園児約１８０人が、「紅あずま」や「紅はるか」といった４品種を栽培する。

　園児は同センターの職員の説明を受けた後、パイプを使って畝に穴を開けてから苗を植え、土をかぶせる作業に挑戦。「大きくなーれ」と声を合わせながら４品種を次々と作付けした。

　年長組の金賢仁郎ちゃん（５）は作業を終えた後、「楽しかった。焼き芋が好き。収穫が楽しみ」と笑みを浮かべた。収穫は１０月下旬の見込み。