天鐘(3月29日)

平安文学の傑作とされる『枕草子』。作者はもちろん清少納言。鋭い感性と巧みな表現で、自然や浮世を鮮やかに映す。誰もが知る随筆には、大喜利の謎かけに似た段も。「近うて遠きもの」「遠くて近きもの」▼前者の一例は、大みそかと元日。暦の上では隣り合わ.....
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