五戸町は２３日、旧南部鉄道のディーゼル機関車「ＤＣ３５１」について、４月１５日に同町豊間内のごのへ郷土館に搬入する方針を明らかにした。当初は、早ければ５月中旬ごろまでに車両を輸送したい―としていたが、運送事業者のスケジュールの都合で早まった。

　町によると車両は現在、京都府与謝野町で保管されており、陸路と海路で輸送する。４月１１日に京都をたち、北海道を経由して１５日未明に五戸に到着する予定。同日中に設置作業に入る予定だ。

　搬入に合わせ、２３日は同館で車両設置用のレール敷設作業が行われた。町が青い森鉄道から処分予定だったレールを引き取り、町内の事業者が重機などを使って据え付けた。

　町は搬入事業費に充てる資金を募るため、４月２８日までの間、クラウドファンディングのサイト「レディーフォー」で寄付を受け付けている。