Free久慈で平庭闘牛もみじ場所 白熱の押し合い展開

激しい押し合いが繰り広げられた平庭闘牛大会「もみじ場所」
激しい押し合いが繰り広げられた平庭闘牛大会「もみじ場所」

久慈市の平庭高原闘牛場で17日、今季最後の平庭闘牛大会「もみじ場所」が開かれた。肌寒い、雨交じりの天候の中、約20頭が白熱した押し合いを展開し、市内外から訪れた約千人の観客を熱狂させた。

 闘牛場には番付下位の2歳牛から次々と登場。2頭は低い姿勢で角を突き合わせ、得意の技で力強く相手を押し込んだ。体重千キロを超える横綱や大関クラスの牛は雄たけびや、激しくぶつかり合う音を響かせた。勢子(せこ)も巧みに手綱を操り、掛け声を発して対戦を盛り上げた。

 初の試みとして、大会の様子をユーチューブでライブ配信した。また、市と包括的連携協定を結ぶ実践女子大(東京)とのコラボ企画で、学生がデザインした短角牛をあしらった布マスク、コンペイトーが会場で販売された。

 大会は東北唯一の闘牛として、市無形民俗文化財に指定されている。いわて平庭高原闘牛会(八重櫻友夫会長)の主催で年4場所開かれるが、今年はコロナ禍により8月の「しらかば場所」が中止となった。

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