Free【週間ダイジェスト】6月20日~26日

▽戦国の南部氏に理解深める
 デーリー東北新聞社は20日、昨年11月まで本紙に連載された「戦国の北奥羽南部氏」の書籍化を記念したイベント、トーキングカフェ「南部氏を深掘りする」を八戸市の本社メディアホールで開いた。連載の執筆陣による講演やパネルディスカッションを通じ、来場した市民約60人が一族内の関係性など戦国時代を生き抜いた南部氏について理解を深めた。

 ▽品質管理の徹底呼び掛ける
 青森県などは22日、サクランボの県独自品種「ジュノハート」の目ぞろい研修会を主産地の南部町と五戸町の3会場で開いた。生育は凍霜害の影響で園地ごとにばらつきが見られるものの、収穫量は県全体で昨年並みの1・1トンほどとなる見込みで、県の担当者が適期収穫など品質管理の徹底を生産者に呼び掛けた。

 ▽八戸市長選、10月31日投開票
 任期満了に伴う八戸市長選で、市選管は23日、選挙日程を10月24日告示、同31日投開票と決めた。現時点で立候補の意思を示しているのは無所属の新人1人。現職の小林眞氏(71)は態度を表明していない。自民党は党市支部長で青森県議の熊谷雄一氏(58)の出馬検討を受け対応を決めかねている。自民は候補者の一本化に向けた調整を進める方向だが、決戦の構図はなお流動的だ。

 ▽低レベル埋設施設が事実上合格
 原子力規制委員会は23日の定例会合で、日本原燃の低レベル放射性廃棄物埋設施設(六ケ所村)について、増設などに向けた安全対策が新規制基準に適合していると認める「審査書案」を了承した。事実上の審査合格に当たる。

 ▽西目屋前村長に有罪判決
 西目屋村の官製談合事件で官製談合防止法違反、収賄、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた前村長の関和典被告(54)の判決公判が24日、青森地裁であり、寺尾亮裁判官は懲役3年、執行猶予5年、追徴金275万円(求刑懲役3年、追徴金275万円)の有罪判決を言い渡した。

 ▽青森県6・9万人減
 青森県は25日、5年に1度の国勢調査(2020年10月1日現在)の速報値を発表した。県内人口は123万8730人(男58万3541人、女65万5189人)。前回調査の確定値より6万9535人減り、減少率は1920年の調査開始以降、過去最大の5・3%で全国ワースト3位だった。ただ、県長期人口ビジョンの推計を1万1096人上回るなど、最悪の想定は免れた格好だ。

 
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