八戸市立北稜中の工藤美果さん（１３）＝プレールーム珠算教室＝と同第二中１年の下舘未歩さん（１２）＝第一珠算専門学院＝が、２月に実施された第２２１回珠算能力検定試験１級（日本商工会議所主催）で満点合格した。１級満点合格者は全国でも少なく、２人は「これからも高みを目指して頑張りたい」と意気込んでいる。

　１級試験は、みとり算とかけ算、わり算の計５０問を３０分以内に解くもので３００点満点。２月の試験では全国の合格者３０７２人のうち、満点合格者はわずか２３人で合格者に占める割合は１％にも満たない快挙だ。

　小学低学年から珠算を始めた工藤さんと下舘さん。日頃から練習を積み重ね、難関の満点合格に輝いた。計算するのが好きという工藤さんは初挑戦で見事に満点合格を手に。工藤さんは「暗算検定など他の種目でも満点合格を目指したい」、下舘さんは「ずっと満点を取りたいと思っていたのでうれしい。これからも段位を上げられるよう頑張りたい」とそれぞれ決意を語った。